山菜缶詰食文化
この春から秋田で就農する学生時代の友達から、どかんと缶詰が届きました。
店では見たことのないようなこの缶詰は、「(山菜の)採取が好きな人たちが、加工場に持ち込んで缶詰めにしたもの」だそうで、秋田ではごく当たり前で、贈答品にもなるようですね。
おかしいのが、このパッケージと中身が一致しないということ。絵柄にフキの絵が書いてあるのに、缶の底にはマジックで「ミズ(東北の山菜)」と書いてあったり。パッケージがなくて、何も書いてないと中身がなんだかわかりません。手紙には「缶詰の中身も、加工時期も、缶詰をくれた人もまちまちです。かなり古いものもあるかもしれません。自己責任でお召し上がり下さい」。なんか、秋田の人たちは、時期になると山菜の缶詰をたっぷりつくって、もらったりあげたりして、家には山菜の缶詰がだぶついており、もう食べないので、ということで送ってくれたんです。