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2007.02.19 (Mon)

九大版「弁当の日」

18日(日)は、九州大学で行われた西日本新聞社主催の第2回「食卓の向こう側食育セミナー」に参加してきました。テーマは「弁当の日」。うかたま2号の弁当特集のときにも取り上げてる、香川県国分寺中学校の実践です。
「弁当の日」は会場である九州大学でも始まっていて、当日を「弁当の日」にして、自分達でつくってきたものをお披露目してくれました。今回のテーマは「手で食べられるもの」。

070219kyudai.JPG
巻き寿司なんかがあって、結構凝ってます。おいしそう・・・。
始めたきっかけが「楽しそうだなと思って」。持ち寄ったものを皆で食べることは単純に楽しいですよね。
九大の「弁当の日」は毎回テーマを決めていてブログでも公開されています。→お弁当の日

西日本新聞がたびたび取り上げ、こうしたセミナーなどを開いていることもあり、福岡県では全国最多の29の実践校があります。
今回、司会をしてくれた福岡市立下山門小学校の稲益義宏先生は、家庭科の授業のない小学4年生での実践を報告してくれました。調理技術はありませんから、お手伝いレベル、弁当を詰めることからスタート。ただ、やれる子はやはりつくってくるみたいで、そうなると、「つくっていいと?」となり、作り始める子もいるそうです。稲益先生はうちで出している現代農業増刊号『脱・格差社会』のむすび庵で登場していました。勉強不足で知りませんでした。お恥ずかしい。

その他、北九州市立の飛幡中学校の家庭科の古閑明子先生、芦屋町の中島幸男教育長からも報告がありました。トップダウン方式と、担当者レベルから上にジワジワと実践にもいろいろあるようです。

ライターの森千鶴子さんからは、今、あちこちで行われている家庭料理一品持ち寄りの食の文化祭というのは、大人版「弁当の日」ではないか、子どもたちの弁当の日と、食の文化祭を何かいっしょにやれるのではないかという提案がありました。なるほど。うかたまでは、何ができるかなー。

余談ですが、九州大学の構内を歩いていると、あそこにも、ここにも、と食べられる草を発見。大学の構内は草摘みスポットだらけです。うらやましい。
3月5日発売の6号の特集は「草摘みにいこう」です。

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