うかたま81号 特集のご案内

特集:漬けものエブリデー

横山タカ子さんの甘酢漬け(写真=小林キユウ)
横山タカ子さんの甘酢漬け(写真=小林キユウ)

本格的な寒さがやってくる前に、白菜や大根、収穫した野菜を大きな樽に漬けて、春先まで食べる。
それが、冬でも野菜を絶やさないための知恵でした。

その知恵は今、多種多様なアレンジが加わって、食べつなぐためだけでなく、常備薬にもなる“当座漬け”に進化しています。

今号はたくさんの方に、こだわりと技が光るイチオシ漬けものを教わりました。
数時間でできるものから、本格発酵、海外のレシピまで。

この冬は毎日、漬けものでいっぱいの食卓を楽しみましょう。

横山タカ子さんの 冬のおいしいお漬けもの

生まれ育った長野県の農村に伝わる料理を研究、普及している横山タカ子さん。
日々の食卓にはご飯と味噌汁、そして漬けものが欠かせないといいます。

横山タカ子さんのふりふりぬか漬けは、今日漬けて明日には食べられる(写真=小林キユウ)
横山タカ子さんのふりふりぬか漬けは、今日漬けて明日には食べられる(写真=小林キユウ)

こちらは塩漬けのような手軽さでできる、「ふりふりぬか漬け」。
ぬか漬けはふつう、生ぬかを20日ほどかけて熟成させた床で漬けますが、この方法は少量のぬかと塩をふりかけるだけ。果物を一緒に漬けるのがポイントです。
ポリっとかじるとフレッシュでフルーティーな風味が口の中いっぱいに広がります。
編集部も家に帰ってすぐに真似してみた一品でした。

とっておきを教わった、「みんなの漬けもの」16品!

農家や農産加工の達人、料理人、日々旬の野菜のおいしい食べ方を追求するみなさんに教わった漬けものは、どれも簡単なのに個性的で、何より味がいい! 今日のごはんに間に合う一品を探している方、どの野菜を漬けてもいつも同じ味になっちゃう……という方にもおすすめです。

岩手県の農家、若生和江さんが教えてくれた「大根のびっくり漬け」

材料を合わせて冷蔵庫で1日漬けて完成。大根のびっくり漬け(写真=小林キユウ)
材料を合わせて冷蔵庫で1日漬けて完成。大根のびっくり漬け(写真=小林キユウ)

名前の由来は、「おいしくてびっくりするから」とのこと。大根のパリパリ食感に、しょうがとねぎ、唐辛子の風味がピリッときいて、たしかにびっくりなおいしさ! 全世代が好きな味です。

神奈川県の農家、清水剛さんから教わった、「根菜のシンハラアチャール」

れんこん、にんじん、かぶ、玉ねぎが入った、シンハラアチャール(写真=小林キユウ)
れんこん、にんじん、かぶ、玉ねぎが入った、シンハラアチャール(写真=小林キユウ)

スリランカでよく食べられている漬けものです。マスタードパウダー、ターメリックパウダーなどのスパイスと、塩、砂糖、酢、レモン汁を合わせてもみ込みます。スパイシーですが辛すぎず、日本人にも馴染みやすいさっぱり味。一つ食べるともう一つもう一つ……と箸が進み、止まらなくなるおいしさです。

「うちのキムチ」をつくろう

お隣の国、韓国の漬けものキムチ。「日本でつくるうちのキムチ」を教えてくれたのは、安田花織さんです。

つけもの
安田花織さんの白菜キムチ(写真=寺澤太郎)

ヤンニョムをつくり、1/4個の白菜で漬ける方法を紹介していますが、キムチを漬けるなら白菜は丸ごと買って、自分で切り分けるのがおすすめです。その理由は……?
キムチづくりってとても大変そうですが、少量ずつ仕込めば、初心者でも大丈夫。手づくりならではのつくりたてのフレッシュさ、だんだん熟成してくる味の変化を楽しめます。


そのほかにも、たくさんの記事とレシピをたっぷり掲載しています。

◎横山タカ子さんの 冬のおいしいお漬けもの

野沢菜の当座漬け/ぬか袋漬け/ふりふりぬか漬け/味噌漬け/酒粕漬け/甘酢漬け/甘酒漬け

◎みんなの漬けもの

<即席漬け>大根の焼き漬け/大根のびっくり漬け/白菜のにんにく漬け/ラーパーツァイ/小松菜と水菜のふすべ漬け/冬野菜のピクルス/根菜のシンハラアチャール/蜂蜜セロリ

<魚介の漬けもの>かんたんニシン漬け/イカにんじん/セロリとにんじんとタラの醤油漬け

<発酵漬けもの>オグルキ/発酵玉ねぎ/塩辛納豆

<干し大根を漬ける>はりはり漬け/せん切り大根のまだか漬け

◎大根を干して漬けよう

◎つくってみました! 変わり漬け床

ぬか床/パン床/いも床/おから床/梅の床/りんご床/ヨーグルト床/竹パウダー床

◎日本でつくる 白菜キムチ 料理=安田花織

◎漬けもののルーツと広がり

◎編集者が気になった・気にいった ニッポンの漬けもの

新潟県のふぐの子の粕漬け/富山県のあいまぜ(たくあん)/山形県の雪菜のふすべ漬け/和歌山県のめはり(高菜漬け)/茨城県のメロンの醤油漬け/秋田県のいぶりがっこ

<グラビア> 伝統プリンとクラシックな焼き菓子

口どけがなめらかで、卵の風味がどこか懐かしい昔ながらのプリン(写真=豊田朋子)
口どけがなめらかで、卵の風味がどこか懐かしい昔ながらのプリン(写真=豊田朋子)

「余計な材料を使わずに、一つ一つの工程を丁寧に進められるのが、手づくりのいいところ」という飯塚有紀子さん。例えばプリンの材料は、卵と牛乳、砂糖のみ。作業のコツを教わって、お店に並んでいるような、美しいお菓子をつくります。

伝統プリン/フィナンシェ/ガトーショコラ/ジンジャーケーキ/アメリカンクッキー

その他のコーナーも見どころ満載です。ぜひご覧ください。

  • 新聞紙でつくるエコバッグ 指導=白戸啓子
  • 風邪を引きにくいからだになる! 「操体法」でセルフケア  監修=川名慶子(川名操体治療室)
  • トークイベントレポート 「能登から地域の未来を考える 復興とはなにか? 」藤井満(元朝日新聞記者)×前口憲幸(北陸中日新聞七尾支局長)×小谷あゆみ(農ジャーナリスト)
  • 渡良瀬遊水地とヨシズ農家 第2回 冬のヨシ刈り 写真・文=大西暢夫

<連載>

  • nora×koke 「憧れのドウソニア」 文・写真=鵜沢美穂子
  • gohan×mukashi 「聖夜に、ガブリ」
  • 唄と旅する 鳥取県の「貝殻節」 文=石田千 絵=牧野伊三夫
  • いーからかんな村暮らし 「鹿革の財布づくり」 文=瀬戸山美智子
  • 鴨志田農園の畑ごはん 「さつまいも」 料理・レシピ=鴨志田佑衣 写真=長野陽一
  • 手縫いではじめる衣の自給 「レンテン刺繍の三徳袋」 文・監修=大和まゆみ 写真=武藤奈緒美
  • うかとたまの目指せピカピカ野菜 文・写真・監修=淡野一郎
  • 借りて耕す私の畑 「畑には思わぬものが埋まっている」  文・写真=金田妙

<豆ジャーナル>

  • People 滝沢カレンさん
  • Book/Cinema/Music/Art/Classified/Letter
  • うかとたまの豆通信
  • 突撃!うかたま調査隊「乾燥に強い植物がほしい!」
  • 日本あちこち食べ歩き 郷土ごはん「三重の海の七草」 絵・文=松鳥むう
  • サラーム海上の世界のソウルフードジャーニー「インドの魚介」
  • 薬になる食べもののはなし 「野菜は漬物にして食べてきた」
  • 食べるんだから知っときたい 「お米の値段って、どう決まるの?」 文=たに りり