うかたま84号 特集のご案内|柿しごと、栗しごと どんぐりも!/今日は魚!

特集:柿しごと、栗しごと どんぐりも!

柿
写真=河上展儀

皮をむいて、ひもで吊るして軒下に干して…
柿の季節になると、せっせとする“しごと”。
大変だけど、その時間がなぜか楽しい。
買おうかな、でも時間がないし…と迷いがちな栗も、
皮をむき始めれば、夢中になってしまいます。

秋の実り、柿に栗(どんぐりも!)、
自分の手でおいしくする、秋の“しごと”を始めましょう。

秋の庭で、柿しごと

柿
左から、かため、やわらかめ、かなりやわらかい柿。それぞれに向いた加工方法がある 写真=河上展儀

高知と東京で二拠点生活を送る料理家の小島喜和さんは、毎年秋になると、あちこちから集まる柿に追いかけられるように“柿しごと”をします。

渋柿はそのままでは食べられないけれど、渋を抜けば、甘柿よりも甘くなります。
干し柿は一番の定番。ふつうはかための柿を干しますが、小島さんは少しやわらかくなった柿も干します。やわらかめの柿は、途中でもんだりしなくても、仕上がりがふんわりやわらかくなるのだそう。

干し柿より手間がかからないのはさらし柿です。地域によっては「さわし柿」と呼ぶところも。アルコールの作用で渋抜きをする方法で、一度にたくさんできるのがいいところ。渋抜きした柿は冷凍庫で保存して、風呂上りにアイスのように食べるのがお気に入りとのことでした。

最後は柿酢。ぐずぐずに熟した柿を、瓶にぎゅうぎゅうに重ね入れるだけ。仕込みは簡単ですが、じょうずに発酵させるポイントがありそうです。甘柿でもできるので、そのまま食べるには熟しすぎちゃった…なんて柿があればぜひ挑戦してみてください。

発酵し始めた柿酢。りんご酢に似たまろやかな酸味とフルーティーな香りを味わえる 写真=河上展儀

タイプ別! 柿の保存とおすすめレシピ

昔ながらの保存方法に加えて、渋柿、甘柿、かため、やわらかめ…と、柿をタイプ別に分けて、保存方法とおすすめの料理やおやつレシピも紹介しています。柿は焼いても美味。肉や乳製品などのたんぱく質と相性がよく、「渋戻り」も防げます。

柿は焼くと甘みが濃厚になり、ねっとりした食感になる 写真=小林キユウ

のんびり楽しむ栗しごと

「家でつくる楽しみ」を伝える料理家の飯塚有紀子さんには、栗を冷蔵保存するコツと、ゆっくり時間のあるときにつくりたい保存食やお菓子のレシピを教わりました。

モンブラン
いつかはつくってみたい、自家製のモンブラン! 写真=豊田朋子

ふるさとの栗料理

昭和初期に台所に立っていた方々から当時の食生活について聞き書きした『日本の食生活全集』からも、栗料理を紹介します。冷蔵や冷凍保存が一般的ではなかった時代は、栗をどうやって保存し、味わっていたのか。短い旬を待ちわびてつくった料理はどれもシンプルで、栗そのもののおいしさが光ります。

めんぱ(木製の弁当箱)の半分にご飯、半分に塩ゆでした栗をつめた弁当が、秋の楽しみだったという 写真=小林キユウ

そのほかにも、たくさんの記事とレシピをたっぷり掲載しています。

■秋の庭で、柿しごと 料理=小島喜和さん
干し柿/さらし柿/柿酢

【干し柿レシピ】
コッカムサム(くるみの干し柿巻き)/カマンベール干し柿/スジョンガ(干し柿のジンジャーシロップ漬け)/紅白柿なます

■タイプ別! 柿の保存とおすすめレシピ
①カットして冷凍する
【レシピ】焼き柿のバニラアイス添え/柿の豚肉炒め/牡蠣とベーコンのチーズ焼き
②丸ごと冷凍する
【レシピ】丸ごと柿のシャーベット
③ペーストにする
【レシピ】柿ドレッシング/柿のココアプリン
④焼酎に漬ける
【レシピ】渋柿の咳止め

■のんびり楽しむ栗しごと 料理=飯塚有紀子
栗ご飯/栗のブランデー煮/ブランデーケーキ/蜂蜜マロンペースト/栗きんとん/モンブラン

■ふるさとの栗料理
ゆで栗/栗おこわ/栗ごはん/栗の炊あたの/栗ぜんざい

■誌上開催!? 庭の実のなる木、剪定講座 教えてくれる人=つるちゃん(鶴竣之祐)

■食べる“どんぐり”図鑑

■マテバシイのクッキーをつくろう

今日は、魚!

いつもスーパーに並んでいる切り身に刺身、急に手に入った小魚や、尾頭付きの旬の魚を使った、今夜つくれそうな魚料理が知りたい! 下処理やメニューの悩みに答えるアイデアと、地域で昔から食べられてきた魚料理を紹介します。

塩鮭
中川たまさんに教わった塩鮭のポトフ 写真=寺澤太郎

■たまさんの毎日魚ごはん 料理=中川たまさん
さばの味噌蒸し/塩鮭のポトフ/鯛のれんこん煮込み/たらとブロッコリーのフリット/中華風お刺身サラダ/フライパンアクアパッツァ/リゾット

■こんな食べ方もあったんだ! ふるさとの魚レシピ
鯛めし(愛知県)/あじの三杯酢(香川県)/いわしの塩煎り(石川県)/すのしゅい(宮崎県)/さんまのすり身汁(岩手県)/さんまの甘露煮(北海道)/焼きさばと野菜の酢の物(福井県)/きらすまめし(大分県)/いかめんち(青森県)

その他のコーナーも見どころ満載です。ぜひご覧ください。

【単発企画】

  • お米と農家のこと、もっと知りたい! 農家とたどる、田んぼの水路 千葉県南房総市
  • みんなが働ける みんながつながれる畑 埼玉県さいたま市・見沼田んぼ福祉農園

【新連載】

  • スナックあん♪のプランター有機野菜 第1回大根の一生を見届ける 
  • 畑はなくても野菜は育つ 小さな家の菜園記 第1回中に浮かぶカボチャ?

【連載】

  • nora×koke「ササオカゴケを探して(前編)」 文・写真=鵜沢美穂子
  • gohan×mukashi「めでたい日のお寺」
  • 唄と旅する「香川県の“金毘羅船々”」 文=石田千 絵=牧野伊三夫 
  • いーからかんな村暮らし「大量野菜の冷凍術」 文=瀬戸山美智子 絵=ほりゆりこ
  • 手縫いではじめる 衣の自給「手ぬぐいバッグ」 文・監修=大和まゆみ 写真=武藤奈緒美
  • 早川ユミのたんぼレッスン「田んぼはわたし」 文=早川ユミ
  • 鴨志田農園の畑ごはん「里芋」 料理・レシピ=鴨志田佑衣 写真=長野陽一
  • 庭で野山で摘んで楽しむ ときめく草木「カタバミ」 文・監修=半谷美野子 写真=佐藤和恵
  • 日本あちこち食べ歩き 郷土ごはん「北海道の三平汁」 絵・文=松鳥むう 
  • サラーム海上の世界のソウルフードジャーニー「キプロスのメゼ」 文・写真=サラーム海上
  • 薬になる食べもののはなし「魚料理の多かった昔の食卓」 文=郷田美紀子
  • 食べるんだから知っときたい「今こそ、プラスチックごみを減らしたい」 文=服部雄一郎

【豆ジャーナル】

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農文協 編
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